高照院

香川の河川

トップページ高知県の観光四国の河川香川県の河川>高照院

香川県:NO79

(七十九番札所) 金華山高照院(天皇寺) 真言宗御室派 本尊:十一面観世音菩薩
香川県坂出市西庄町1713−2

高照院の縁起は、寺の西二百メートルのところに今も滾々と清水の湧き出ている弥蘇場の水からはじまる。景行天皇の御代、日本武尊の第五皇子(諸説あり)が、瀬戸内海を荒らしていた猛魚を退治した。その折、猛魚の毒気にあたって、皇子も八十八人の兵士もみな気を失ったが、一童子の捧げるこの霊水によって皇子たちは蘇生した。それからこの霊水を八十八の水とか弥蘇場の水、あるいは八十場の水と呼ぶようになった。崇徳院は、元永二年(1119)、鳥羽天皇第一皇子として生まれ、第七十五代天皇となったが、実父は白河院だといわれ、出生の秘密が後に悲劇の因となって、保元の乱(1156)に敗れ、讃岐に配流の身となり、恨を遺して、長寛二年(1164)、四十六歳をもって、坂出市鼓が岡で、生涯を閉じられた。そのとき崇徳上皇の遺骸をこの霊水に浸して、京からの沙汰を待った。後に崇徳上皇鎮魂のために、この寺の境内に二条天皇が白峰社を建立したのである。崇徳上皇の御陵と、その菩提をとむらう頓証寺殿は第八十一番白峰寺にある。

高照院

香川の河川

四国の観光へ戻る  高知県の観光へ戻る 
四国の河川へ戻る  香川県の河川に戻る 
   
inserted by FC2 system