玉章の木
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香川県坂出市
都を慕われた崇徳上皇はほととぎすの鳴き声にも都をしのばれ「鳴けば聞く聞けば都の恋しきにこの里過ぎよ山ほととぎす」と詠じられました。ほととぎすはその意を察しその後はこの大木の葉を巻いてくちばしを差し入れ、声を忍んで鳴いたといいます。その巻いた葉の形が玉章(手紙)に似ているためほととぎすの落し丈、玉章と呼ばれその葉を懐中すれば必ずよい便りがあるといわれ若い男女には殊に珍重されています。名木玉章木は風雪によくたえて保元の昔を物語っておりましたがついに樹齢八百余年に天寿を全うしました。古木は、香川県五色台自然科学館に寄贈し長くその歴史をとどめる事にいたしました。このゆかりの地に新しい玉章木を植えて古の玉章木をしのぶことといたしました。