頓証寺勅額(勅額門)

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香川県坂出市

頓証寺殿は、保元の乱に敗れ讃岐に配流された崇徳上皇が、この地で崩ぜられたのち、その頓証菩提を弔い御霊を慰めるために、鎌倉の初期鼓岡の御所を移したと伝えられ、朝野の尊崇が厚かった仏殿である。前面の門は、延宝年間高松藩主の再建したものであるが、応永二十一年将軍足利義持の執奏によって、後小松天皇御宸筆の扁額が奉納され、この門に掲げられていたので、この門を勅額門と呼んでいる。現在掲げられる扁額は後世の模刻で、実物はいま宝物館に収蔵されている。扁額は古法の額字伝によった「頓證寺」の三字を約一糎の高きに掘り出した縦96.5糎、横63糎の板の周囲に、斜め外に向けて花の繰り形のある縁を耳字形に取り付け、縦1米39糎、横1米15糎の大きなものである。全面に黒漆を塗り、文字と周囲の二重枠及び縁の上面に1.5糎角の金箔を散らした室町期工芸の優品で、重要文化財に指定されている。勅額門は通例の寺院の門と異なり、保元の乱で上皇方の将として戦った源為義・為朝父子の像が随身として安置され保元の昔を偲ばせている。

頓証寺勅額(勅額門)

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