梵鐘

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香川県

国分寺

この鐘は当山創建当時(奈良時代)に鋳造された四国最古の鐘で総高やく五尺余(1.5メートル)重量約三百貫(千二百キロ)である。旧国宝、重要文化財に指定されている。伝説、実説として次のようなものがある。
(伝説)
昔当国安原郡百々渕(どどがふち)に大蛇が住み、近在の住民を悩ましていたが弓矢の名人戸次(べっし)八郎が当山千手観音に一矢あたれば千矢の霊験あれと祈願をし、渕にのぞみ鐘を冠って現れた大蛇をみごとに退治した。龍神の夢告げにより、この鐘が当山に奉納されたと伝えられる。
(実説)
“鐘がものをいうた国分の鐘が、もとの国分へいぬというた”
この鐘は慶長十四年(約四百年前)二月二日当時の高松藩主生駒一正公が朝夕の時鐘にと田一町を寄進して城内に持ち帰ったところ、鐘は少しも鳴らず城内にも城外にも怪異おこり、また悪疫が流行し、一正公もついには病床にふすようになり、毎夜鐘が夢枕にたち「もとの国分へいぬ」と泣いた。これは鐘のたたりに相違ないと恐れられ同年三月十四日返されてきたものである。前記の歌はこの時作られたものである。そして寺にはこのことを記した当時の証文が現存する。

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