琴平町の大センダン

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国指定天然記念物


☆樹高:18.0メートル
☆幹周り:6.85メートル
☆枝張り:東西22.3メートル・南北16.9メートル
☆樹齢:約300年

センダンは、暖地性の落葉高木。初夏に紫色の花をつけ、果実は秋に黄色く熟す。「栴檀は双葉より芳じ」の栴檀はビャクダンという樹のことで、マホガニーに似た美しい材質をもつ本樹とは全く別種である。この地は、昔は墓地であったが、その後町立の幼稚園となり、昭和六十三年より観光バス乗降場として利用されている。平成元年から、土の通気・通水性を増し、根を保護するなどの保全策が講じられ、以前よりも一段と旺盛に成長を続けている。現在、天然記念物に指定されているセンダンは、当樹と徳島県阿波町の「野神の大センダン」の二樹のみである。センダンは、万葉の頃、「あふち」と呼ばれ、愛する人との出会いがこの木の下でなされたという。美しい樹形を保つこの老大樹の元で、これからも美しい出会いを続けていきたいものである。

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