旧金毘羅大芝居
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国指定重要文化財
日本最古の芝居小屋、旧金毘羅大芝居は天保六年(1835年)の創建で、それ以前は、その都度建てられる仮小屋であったが、芝居の常小屋と富くじの開札場を兼ねて建設された。江戸時代、東西の千両役者がこの舞台を踏んだということは、全国有数の芝居小屋として、その名をとどろかせていたことを物語っている。江戸末期の劇場建築の典型を伝える唯一最古のものとして、昭和四十五年の国指定重要文化財に指定されたことを契機として、昭和四十七年から約四年間、二億数千万円の事業費を投じて、現在地に昭和五十一年四月、天保の姿そのまま見事に移築復元されたものである。