下司廃寺塔跡
トップページ>高知県の観光>四国の河川>香川県の河川>下司廃寺塔跡
香川県
高松市指定史跡
下司は、荘園内役所の機関名である。従って地名から古代末から中世(平安末〜鎌倉・室町時代)にかけて荘園があったと判別できる。寺跡は、百年乃至は二百年前の八世紀初め頃に建てられたらしい。当時、自己の権勢を示し、保全を願うため、有力豪族が争って寺を建立したので、下司廃寺の頃には、寺の数は爆発的な増加を遂げたといわれる。現在よりも大きな瓦を使い、蓮華文や唐草文で飾った瓦で軒先を装い、朱塗り柱とそれを支える大きな礎石、さらには十数mにも及ぶ塔の存在など、従来の堅穴式住居か掘立柱建物に住む当時の庶民にとっては驚嘆だったに違いない。寺名が伝わっていないため、字名をとって下司廃寺と呼ばれるが、数個の礎石と散乱する古瓦片から、かつての栄華を語りかけている。
(看板引用)
サイトリンク:高知県の観光・高知の河川・愛媛の河川・徳島の河川・植物図鑑
仁淀川・四万十川・国鉄四国総局・沈下橋・神社仏閣