千人塚
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香川県坂出市
香川県指定史跡
この古墳は、古墳前期あるいは中期(千五・六百年前)に属する方墳で、その形状は、県下でも珍しいもので、墳頂の東南隅には堅穴石室があることも確認されている。封土の高さ一米五十余、墳丘の周囲を方形に自然石塊を以って方八から九米と方十から十二米の二重に取り囲んでいる。この方墳の東と南には、古墳時代後期の堅穴小石室がつくられ、また自然石を方形に囲んだ遺構も二ヶ所残されている。さらに南西の崖の上には組合石棺も確認されており、この方墳を中心として群集的に墓がつくられている。なかでも五号墳は横穴式石室墳であり、多くの副葬品とともに釣針や漁具、ミニチュア特殊長頸壺も出土している。堅穴小石室の多くは須恵器や土師器が数点副葬されていた。沙弥の横穴式石室墳が古代集落に近い附近に所在するのに対して、千人塚を中心とした墳墓は特異な立地となっている。古代交通上の要路に位置したこの島にこの古墳のあることは文化の伝来、墓制の変遷を研究する上にも貴重な遺跡であることから、昭和四十六年四月三十日に香川県史跡に指定されている。
(看板引用)
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