仲桝塩田の水門

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香川県高松市屋島

当地方の海岸は遠浅であり、潮の干満の差が大きいので製塩最適地でした。50ヘクタールの仲桝塩田のごとく、広大で優良な塩田が数々開拓されました。入浜塩田は外側に海水をめぐらし、東西南北の四囲を石堤で囲む「桝造り」により築かれます。浜を桝と呼ぶのは、その工法に由来します。塩田地盤は最少干潮位より僅かに高く位置するよう設計され、多量の海水の取り入れが容易になるよう工夫されていました。この反面、雨水などの排出の便が悪くなります。この為大きい水門を設け、不要な水を短時間で放出します。塩田水門は高潮などの時の漏水、堤防決壊の危険から守る重要な施設です。ここに移設された高さ5.4メートルの水門は、石造りの水門としては、日本一といわれています。苦難な築造工事と塩田開拓の先賢の功業が偲ばれます。百年の潮波に耐えた水門の偉容は宇多津史の一齣を物語るものでしょう。

(看板引用)

仲桝塩田の水門

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