入浜塩田

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香川県

ここに復元された入浜塩田は、明治初期以降の姿です。入浜塩田は、1745年に古浜10ヘクタールが拓かれました。本来塩田地盤は海面より低くなっており、海水は、た易く流入します。地盤から撒砂へ浸透(毛細管現象による)海水は、太陽熱と風力によって、昼夜にかけて蒸発させて水分を除去されるのが特徴です。かん水(濃い海水)をつくり、それを釜でたいて塩をつくります。この方式は外国の天日製塩と異なり、日本独特のものです。宇多津の塩田は、総面積約160ヘクタール(沼井数が約7.500台)ある広大なもので、塩戸数105塩戸、1塩戸当たりの生産成績もよく、塩の日本一の生産地といわれていました。夏は、日射しがきつく日照り時間も長いので最盛期ですが、炎天下毎日持ち浜をするのは大変な重労働でした。冬も寒風の中、持ち浜作業をします。春秋は、雨も多く、起こし浜をしても採かん(かん水をとること)ができず、起こし浜を繰り返すこともあります。気象条件が良好で、人もよく働くことが、塩田が拓かれ、塩業が発展した理由です。

(看板引用)

入浜塩田

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