大興寺

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香川県:NO67

(六十七番札所)小松尾山大興寺 真言宗善通寺派 本尊:薬師如来
香川県三豊市山本町辻小松尾4209

大興寺の山門を入ると、長い石段が上へ上へとのびている。途中に楠の老木があり、思わずあしをとめて一息入れたくなる。石段を登りきると新しい本堂が建っており、その左が弘法大師堂、右が中国の天台宗第三祖天台大師智を祀る天台大師堂である。大興寺は現在は真言宗であるが、昔は真言宗二十四坊、天台宗十二坊があって栄えていた。その時代は、高野山系と比叡山系の念仏聖や、本山派と当山派の修験者が最も活躍した時代、すなわち室町時代から江戸時代にかけてである。中世の高野山も一時期、各宗混合軍のような聖や行人たちの時衆化があった。こうした時代の何々坊、何々坊と呼ばれた真言、天台両系の聖、修験者たちが大興寺に寄って活躍していたものと推考される。縁起も弘法大師が、修験道のメッカ熊野三所権現の霊刹として開創したとしるしている。こうした時代に、弘法大師の四国における辺路修行の聖跡を慕う修験者や聖たちによって、四国八十八ヶ所の霊場がほぼでき上がったものと考えられる。

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